第61回選手権:明石南
昭和24年の創設以来ベスト8が最高のチームでしたが、第61回は兵庫大会前からかなり有力と見られていたようです。結局エースの浜名は兵庫大会7試合60イニングを一人で投げ抜き、失点は8。一試合の四球は2と制球力があり、準決勝、決勝は連続完封。体は175センチ、体重73キロとそんなに恵まれた体格ではありませんが、大小種類のカーブと胸元への速球のコンビネーションで打者を討ち取り、速球はなかなかの威力はあったとのこと。    

打撃は兵庫県大会2割6分8厘と高くはなく、長打よりも単打で上位下位ともムラなく弾き返し、バントやエンドランを折りまぜる攻撃のようです。

守備は7試合で2失策と安定しており、なんだか典型的(定義はないですけど私的に)な高校野球チームだなという印象です。 

この年の主な高校は報徳学園が3回戦で三田学園に延長11回3−4で敗退。                 その三田学園は4回戦で兵庫に0−2で敗退。東洋大姫路は準々決勝で市尼崎に0−1(9回サヨナラ)で敗退してます。
ちなみにベスト8に残った高校は、尼崎小田、明石南、舞子、兵庫、東洋大姫路、市尼崎、豊岡、武庫荘でした。                    
                             
■兵庫県大会 2回戦  対 明石商 (10−0)
3回戦  対 尼崎産  (4−3)
4回戦  対 御影工  (7−4)
5回戦  対 飾磨工  (2−0)
【準々決勝】
尼崎小田
 
明石南
×
 
【準決勝】
明石南
 
舞 子
 
【決 勝】
市尼崎
 
明石南
×
 

【甲子園大会 1回戦】
安積商
 
 
明石南
×
 
先制点とサヨナラの得点はスクイズ。この試合の犠牲バントは6個。浜名は12安打を放たれ、三振も僅かに2だが、打たせてとる投球で制球のよさがうかがえます。
【甲子園大会 2回戦】
日大山形
 
明石南
 
2戦続けての東北勢との対決、序盤は4番芝田の連続タイムリーで先手をとったものの、後半浜名が崩れ集中打を浴び、敗戦。   

34回目の終戦記念日の第2試合目で正午に戦没者に対し、黙祷が捧げられました。

              
     【決 勝】                            
       市尼崎  000 000 000 (0)    
            
        
        
【準決勝】                            
       明石南  020 000 000 (2)            

戻る
HOME