第80回選手権 青森大会: 東奧義塾 対 深浦

■選手権80回大会 青森大会 2回戦 

TEAM

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

TOTAL

東奧義塾

39

10

11

17

16

12

17

 

 

 

122

深 浦 

 

 

 

[東奧義塾]鈴木、小野祐、佐々木、黒滝、前田英−竹浪、小田桐
[深浦]佐藤勝、野呂優、佐藤勝、角谷−松岡
[本塁打]三上、珍田、竹浪、鈴木、竹浪、珍田、太田
[3塁打]小野智、唐牛、小野祐、三上、太田3、珍田6、竹浪2、鈴木2、工藤直2、斉藤、前田和
[2塁打]小野智3、小野祐、三上2、太田2、珍田4、竹浪3、小田桐、 鈴木2、佐々木、工藤直5、斉藤2、前田和
<オーダー>
[東奧義塾]            [深浦]          

 

氏名

打数

安打

打点

三振

四死球

小野智

※R6

唐牛

818

小野祐

13

三上

※R3

太田

珍田

16

14

12

※1

前田英

竹浪

10

10

※2

小田桐

18

鈴木

※1

佐々木

※1

黒滝

※H9

工藤工

工藤直

14

12

10

藤田

※5

佐藤

斉藤

※H4

前田和

 

116

86

80

33

鈴 木 回2 安打0 三振3 四死球1 失点0 自責点0
小野祐 回2 安打0 三振6 四死球1 失点0 自責点0
佐々木 回1 安打0 三振3 四死球0 失点0 自責点0
黒 滝 回1 安打0 三振2 四死球2 失点0 自責点0
前田英 回1 安打0 三振2 四死球1 失点0 自責点0

 

氏名

打数

安打

打点

三振

四死球

51

野呂優

※4

佐藤拓

野呂辰

31

角谷

斉藤

松岡

1513

佐藤勝

成田

45

佐藤拓

黄金崎

             
             
             
             
             
             
             

 

 

 

 

 

 

 

 

20

佐藤勝 回2/3安打17三振0四死球 5失点24自責点2
野呂優 回2  安打16三振1四死球 9失点25自責点15
佐藤勝 回3  安打31三振1四死球13失点44自責点2
角谷  回2  安打22三振1四死球 6失点29自責点8
 
※は途中出場

   

<戦 評>

試合ルールに賛否両論のこの試合、この場に書くのは悩みましたが、一方的な試合の中にも試合にかける深浦高校の想いも感じられ、また、これからの糧になっていつかは勝利でスポットを浴びて欲しいとの想いで載せました。

甲子園出場4回の東奧義塾に対し、海に面した小さな港町から出場の深浦高校。試合の行方は誰もが東奧義塾優位。コールドを如何に深浦高校が免れるかが焦点だったと思いますが、このような記録なるとは予想しなかったでしょう。                                          

東奧義塾は初回から27安打を浴びせ39点。青森大会記録を更新。この初回は打者42人を送り、57分のビックイニングでした。この長い攻撃は守っている深浦高校だけではなく、東奧義塾の選手にも疲労を蓄積させていましたが、東奧義塾の選手は一つでも多くの塁を取ろうと真剣に試合に取り組み、出塁すると盗塁の山を築き盗塁数は78となりました。                                 

また、この試合は深浦高校がノーヒットで破れたというおまけが付き、それを酷評する人もいます。しかし、深浦高校は7回に5番:松岡がセンター前にヒットを放っています。が、一塁ランナーが2塁で封殺され記録上ではセンターゴロになってしまいました。私はこの試合でプレイした選手、見守った観客のココロの中では決してノーヒットで深浦高校は敗れたとは思ってないと思います。                  

本当に、東奧義塾の選手は記録、点差には全く関係なく全力を尽くし、深浦高校も柔道部や卓球部などから集めたたった10人の野球部員が試合放棄を諦めず試合を最後まで続け、アウトを一つ取るたびに観客は拍手を送り続けた光景は想像するだけでもジーンとしますね。横浜高校対PL学園の延長17回の死闘もそうですがこの試合もお互いの実力を出し合った試合だと思います。                       

その深浦高校は翌年、1999年の選手権予選でも54−0で敗退してますが、昨年は春季大会で12−14選手権予選で2−12、秋季大会では10−11と勝利まであと一歩のところまで来ています。公式戦勝利も夢ではなくなってます。                                     

                                            

2002.2/9


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