第45回センバツ:作新学院 対 広島商
■センバツ45回大会 準決勝
作新学院
 
広島商
×
 
[作新]江川−小倉 [広島商]佃−達川

 <オーダー>

          [作新]              [広島商]          

 

氏名

打数

安打

打点

三振

四死球

和田

菊池

江川

小倉

橋本

野中

鈴木秀

鈴木和

※H

鈴木賢

荒田

 

31

江川 回9 安打2 三振11 四死球8 失点2 自責点1

 

氏名

打数

安打

打点

三振

四死球

金光

川本

楠原

大城

大利

浜中

達川

町田

 

 

 

 

 

 

 

 

22

11

 回9 安打5 三振3 四死球2 失点1 自責点1
※は途中出場 
      

<戦 評>

広島商は作新:江川の投げ込む高目の直球を避け、ナイン全員が剛速球によく食らいついていった。

広島商は2回、大城が粘って四球、しかし盗塁を試みて失敗。これでチャンスは逸したと思ったが、江川は前日雨で休養したせいか乱調。大利、浜中と連続四球を出し、一死1,2塁と好機を迎えたが、ここは江川が踏ん張り達川を三振、町田をセカンドゴロに仕留める。

5回、作新は鈴木秀が死球を受け、続く鈴木和の犠打で一死2塁。ここで9番:荒田がセンター前に弾き返して先制。                                             

リードされた広島商は5回裏、すかさず反撃。一死後に達川が四球で出塁。町田はサードゴロだったが、達川が2進。二死2塁で佃が詰まりながらもライト前に落とし達川が生還。1−1の同点。俄然試合は白熱。  

試合は膠着状態のまま8回裏に。ここで広島商の機動力、揺動作戦が作新学院を揺さぶる。この回先頭の一番金光が四球で出塁し、すかさず盗塁。菊池が倒れた後の一死2塁で楠原がショートに内野安打し一死1,2塁に、ここで広島商は機動力を見せる。大利の3球目にダブルスチール。慌てた小倉の送球が悪送球となり、金光がホームに頭から滑り込んで決勝点をあげた。                           

作新は佃投手の好投にかわされチャンスを掴めなかった。                       

広島商はこの試合を勝利し42年振りのセンバツ決勝へ。作新:江川は最後まで制球が安定せずに、無失点記録も140イニング目にストップ。今大会60奪三振の記録(従来は第7回大会:第一神港商の岸本投手で54奪三振)を残し甲子園を去った。この試合は怪腕:江川が敗れる波乱と表されましたが、広島商はこの夏の選手権で優勝し、春の準優勝の雪辱を果たしてます。金光、川本、楠原、達川とタレント豊富なこのチームは緻密で力強く、歴代の高校野球チームでも高いレベルだったと思います。                


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