作新学院
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広島商
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×
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2
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[作新]江川−小倉 | [広島商]佃−達川 |
<オーダー>
[作新] [広島商]
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<戦 評>
広島商は作新:江川の投げ込む高目の直球を避け、ナイン全員が剛速球によく食らいついていった。 |
広島商は2回、大城が粘って四球、しかし盗塁を試みて失敗。これでチャンスは逸したと思ったが、江川は前日雨で休養したせいか乱調。大利、浜中と連続四球を出し、一死1,2塁と好機を迎えたが、ここは江川が踏ん張り達川を三振、町田をセカンドゴロに仕留める。 5回、作新は鈴木秀が死球を受け、続く鈴木和の犠打で一死2塁。ここで9番:荒田がセンター前に弾き返して先制。 リードされた広島商は5回裏、すかさず反撃。一死後に達川が四球で出塁。町田はサードゴロだったが、達川が2進。二死2塁で佃が詰まりながらもライト前に落とし達川が生還。1−1の同点。俄然試合は白熱。 試合は膠着状態のまま8回裏に。ここで広島商の機動力、揺動作戦が作新学院を揺さぶる。この回先頭の一番金光が四球で出塁し、すかさず盗塁。菊池が倒れた後の一死2塁で楠原がショートに内野安打し一死1,2塁に、ここで広島商は機動力を見せる。大利の3球目にダブルスチール。慌てた小倉の送球が悪送球となり、金光がホームに頭から滑り込んで決勝点をあげた。 作新は佃投手の好投にかわされチャンスを掴めなかった。 広島商はこの試合を勝利し42年振りのセンバツ決勝へ。作新:江川は最後まで制球が安定せずに、無失点記録も140イニング目にストップ。今大会60奪三振の記録(従来は第7回大会:第一神港商の岸本投手で54奪三振)を残し甲子園を去った。この試合は怪腕:江川が敗れる波乱と表されましたが、広島商はこの夏の選手権で優勝し、春の準優勝の雪辱を果たしてます。金光、川本、楠原、達川とタレント豊富なこのチームは緻密で力強く、歴代の高校野球チームでも高いレベルだったと思います。 |